2019年の11月、大学教授が風俗嬢にストーカー行為をした事件がニュースになりました。
風俗ではキャバクラに比べるとストーカー事件が少ないと言われていますが、油断は禁物。
付きまといや無言電話といった単体ではささいなことも、エスカレートすると大きな事件に発展する可能性があります。
この記事では「ストーカーにあたる事例」「ストーカーになりやすい男性の特徴」「ストーカーを予防する方法」「ストーカーに遭ったときの対処法」などを現役風俗嬢が解説します!
ストーカー行為にあたる男性の行動とは?
まずは「男性のどんな行動がストーカー行為にあたるのか」を知っておきましょう
・つきまとい、待ち伏せ、自宅・学校・昼の職場へ押しかけてくる
・無言電話をしてくる、何通もメッセージを送ってくる
・一日の行動を監視する、監視していることを女性本人に伝えて恐怖心を与える
・会うことを強要する、断っているのに何度も交際するよう迫ってくる
・匿名掲示板やSNSでの名誉棄損・誹謗中傷
・自宅宛てに汚物や動物の死体を送りつけてくる
・わざと卑猥な言葉を言って女性を辱めようとする
これらは立派なストーカー行為にあたり、れっきとした犯罪です。もしこういった言動をしてくるお客さんが身の周りにいるなら、ただちに対処する必要があります……!
風俗嬢のストーカーになりやすい男性の特徴
風俗嬢のストーカーになりやすい男性の特徴は、だいたい以下の3パターン。
・営業トークを真に受けがちな『ガチ恋タイプ』
・今まで使ったお金やプレゼントへの見返りを求める『暴走タイプ』
・自分のプライドを傷付けられると強い怒りを覚える『ナルシストタイプ』
執着心が強い男性は、何かのきっかけでストーカーに変貌する可能性があると言えます。
特に『ナルシストタイプ』は「写メ日記で他のお客さんにお礼をした」「乱暴なプレイを拒絶した」といった、風俗嬢にとっては当たり前の行動にも怒り出すことが……。
風俗嬢がストーカーを予防する4つの方法
一番のストーカー対策は「予防する」こと。今日からでもできるストーカー予防策を4つ解説します!
仕事とプライベートを分ける
まず意識すべきは、仕事とプライベートの線引きをしっかり行うこと。自分のプライベートの時間をお客さんと共有するのは、男性が勘違いする原因になります。
恋人のような振る舞いで接客すればお客さんを繋ぎ止めやすくなりますが、その分ストーカー被害に発展する可能性も高まります。
「仕事以外で頻繁に連絡を取り合う」「店外デートをする」「過剰に擬似恋愛を演出する」といった行動はNG、と考えておきましょう。
「あくまであなたは他人です、仕事だけの付き合いです」と意識させるように、一定の距離を置いて接することが大切です。
「名前で呼ぶ」「ボディタッチを増やす」「お帰りの際に寂しがる」などは、色恋営業の一環なので基本的にはOKです。ただし、相手の反応を見極めながら!
【店外デートの断り方】
プレゼントの中身に注意する
一見ストーカー被害には繋がりにくそうなプレゼントから、生活範囲を知られてしまうこともあります。例えば「スタバカード」。
これをきっかけに自宅を特定される危険性もあるので、「カード裏のスクラッチが削られていないか確認する」「自宅近くのスタバは避けて利用する」などの対策が必要です。
他、ぬいぐるみやクッションといったプレゼントの場合は中に盗撮・盗聴器が仕掛けられていることも。
捨ててしまいたいところですが、ストーカー行為の証拠になる可能性もあるため、お店に一時保管を頼むのも手です。
【あわせて風俗の盗撮対策もチェックしよう】
スマホの写真は位置情報を消す
スマホで写真を撮ると、写真データに「撮影日時」「位置情報」が記録されます。これは自宅や生活範囲の特定に繋がりかねず、そこからストーカー行為が始まることも……。
TwitterやInstagramといった大手SNSでは、アップロードした時点で写真の位置情報は自動的に削除されるようになっていますが……あくまでも一部のサイトでの話と考えておくべき。
在籍店のHPや写メ日記は安全かどうか、一度スタッフさんに確認しておきましょう。
個人でできる対策としては「スマホのカメラとGPSの連動を切っておく」のがおすすめです。
iPhoneの場合
「設定」→「プライバシー」→「位置情報サービス」→「カメラ」→「なし」
Androidの場合
「カメラ」→「設定(歯車のマーク)」→「位置情報の保存」をオフにする
ストーカーされにくい性格を演じる
ストーカーは対象に反撃されることを嫌う、臆病な存在です。男性相手に反撃しなさそうな『優柔不断』『誰にでも優しい』『人の頼みを断れない』性格の人は、ストーカーに狙われやすい傾向があります。
また、『辛抱強い』『空気を読んで相手に合わせがち』『物事を慎重に決める』人は、その誠実さゆえにストーカーをはっきり拒み切れず、結果的に勘違いされてしまうケースも。
といっても、人に優しくできるのは立派な長所。ストーカーのために無理矢理自分を変える必要はありません。
もともとの性格を変えようとするのではなく、「仕事中は全く別の性格を演じればいい」と考えましょう。
『嫌なことは嫌だと言える』『自分の意思があり人に流されない』『何かあったらすぐ周りに頼ることができる』女性は、ストーカーに狙われにくいと言えます。
例えば……お客さんから嫌なことを言われたときは、「えーないわー!笑」とキッパリ(でも穏便に♡)返したり。ニコニコ笑ってると「嫌がってない」って誤解されますからね……!
風俗嬢がストーカー被害に遭ったときの対処法
実際にストーカー被害に遭ったとき、するべきことは非常にシンプル。動揺しているかもしれませんが、できるだけ慌てずに対処しましょう
身の安全の確保
まず確認すべきは「今住んでいる場所が安全かどうか」です。
ストーカー行為に遭っている場合、すでに生活範囲や自宅をストーカーに知られている可能性があるからです。
もし「自宅近くで待ち伏せされたことがある」「自宅宛てに荷物を送りつけられたことがある」といった心当たりがあるのなら、在籍しているお店や友人の家へ一時的に避難してください。
ストーカーへの対処はその後からでも遅くありません。必ず身の安全を確保してから動き始めましょう!
第三者(警察・お店)に相談する
身の安全を確保したら、警察とお店にストーカー被害を受けていることを相談します。
警察は「自宅周辺のパトロールの強化」「ストーカーへの警告・禁止命令文書の発行」「避難をする際の支援」「ストーカーの逮捕」など、強力な対処が可能です。
しかし……「実際に被害がないと警察は動いてくれない」というのは有名な話。この段階で具体的なストーカー行為の証拠を見せ、すぐに対応してもらいたいことを強くアピールできるとGOODです。
着信履歴やメール、SNSでのやりとりなど、手元にある分だけでもOK。ストーカーの危険性を強く訴えましょう!
また、在籍しているお店にも必ず相談します。パネルや源氏名を変えて退店を装う、尾行・待ち伏せ対策の送迎、そもそもストーカーを出禁にする……など、お店側でできる対策は確実にあるからです。
警察やお店のような第三者が介入することで、ストーカーをクールダウンさせる効果も見込めます!遠慮せず周りを頼ってください。
ストーカー行為の証拠を集める
ストーカーを確実に捕まえるためには、「ストーカーが誰なのかわかる証拠」と「ストーカー行為をされている証拠」が必要です。
しかし、個人の調査でストーカーの身元を特定するのは難しいため、前者は在籍店や警察、探偵などに頼ることになります。
基本、風俗店は予約を受けるときにお客さんの身元を控えています。名前は偽名の可能性がありますが、電話番号は重要な手がかりになるかもしれません。
個人で集めるのは後者、「ストーカー行為をされている証拠」です。具体的には……
ストーカー行為の写真・動画・電話の音声
SNSでのメッセージ履歴
送りつけられた物の現物と開封前後の写真
ストーカー行為を記録した日記
警察への被害相談実績
ストーカー行為の証拠を集めるときのポイントは「いつ、どこで、何をされたか」「何日間、何回あったか」がわかる形に整理すること。具体的であればあるほど、第三者に被害度が伝わりやすくなります。
まとめ:働く風俗嬢はストーカーの予防・対策を万全に!
風俗嬢向けのストーカー対策を解説しました。特に重要なポイントをおさらいしましょう!
風俗嬢向けストーカー対策まとめ
- 一番のストーカー対策は「予防」すること
- ストーカー被害に遭ったらまずは身の安全を確保する
- ストーカー行為の証拠はなるべく具体的に整理する
ストーカー対策で一番NGな行動は「一人で対処する」「時間に任せようとする」こと。
直接顔を合わせたり、余計な時間を与えたりするのはストーカーを喜ばせる結果にしかなりません。「ストーカーに自然消滅はない」と考え、なるべく迅速に対処しましょう。
ストーカー被害に遭ったとしても、それは決してあなたに落ち度があったからではありません。悪いのはストーカー本人です!慌てず適切な対処を行い、元の生活に戻っていきましょう。
【風俗に現れるクソ客の対処法をまとめました】
ストーカーは非常に怖い犯罪。怖いからこそ、正しく知る必要があります!要点を絞って解説するので参考にしてくださいね